2015年 ヒマラヤの旅
出会うべくして出会った素晴らしい仲間たちとヒマラヤへの旅をした。
この旅は私に溢れるほどの出会い、導き、目覚めを与えてくれたのだけれど、それは人とのご縁の妙はもちろんのこと、私の中でくすぶっていた多くの事の真実を見せてくれたと言える。
私にとってはまさに魂の旅となったことは間違いない。
地球とつながっている自分、宇宙とつながっている自分、私のルーツやこれまでの体験、経験してきたことがもつ意味。
少しずつ書いていこうと思う。
1 恐れ
トレッキング(と言っても厳しい山歩きであった)していての気づき。
初めての山歩き。
登りの時も下りの時も、途中でものすごく不安になった。
「今はまだ大丈夫だけれど、これが何時間もなんて私には無理。この先で歩けなくなったらどうしよう・・・痙攣でもしたらどうしよう・・・こんなところで引き返すこともできず、前にも動けなくなったらどうしよう・・・」
その不安に心が支配されていることに気が付いた。
「今は大丈夫なのに・・・先への不安で今ここを生きてないのか・・・」
「そうだったのか・・・これまでもそうだったのか・・・
未知の先への恐れから立ち止まり、足踏みし・・・挑戦しないで諦めてきたのか・・・」
登山に長けている旅の仲間たちがいつでも私の後ろにいてくれて
「大丈夫・・ゆっくり・・・ゆっくり・・・」そう声をかけて微笑んでくれていた。
その姿にどれほど助けられたかわからない。
一人だったらスタコラ引き返していたに違いない。
人に支えられ、恐れを超えて「牛歩でも必ず着くんだ」と信じることができた。
そして・・・
昇り切った先には雄大なでっかいでっかいヒマラヤ山脈が私を待っていた!!!
ヤッホーーーー!!!!!